Warokuクリニックカルテ導入実績
医療法人悠志会 パークサイドこころの発達クリニック
原田 剛志 院長
- 専門
- 児童精神医学 精神保健指定医、精神科専門医
- 経歴
- 福岡大学病院精神神経科入局(1997年)12年所属
福岡県立太宰府病院、友隣会伊敷病院(鹿児島)、なかにわメンタルクリニック(福岡)、白翠園春日病院(福岡)勤務を経て、2011年(42歳)に現クリニックを開設。
勤務医時代に精神分析・発達障害・漢方を学ぶ。
- 著書
- 『現代児童青年精神医学』(分担執筆、永井書店、2003年)など
クリニックの専門について教えてください
原田 剛志 院長
発達障害専門クリニックを開設した経緯
私はもともと子どもの心の動きの精神分析的理解に強い関心を持ち、西園昌久と松木邦裕に師事し精神分析を学びました。
様々な患者さんとお会いする中で発達障害特性で困っている方がかなりの数存在すること、その治療に精神分析で学んだことが大いに役立つと感じ、発達障害治療に魅了され専門とするようになりました。
発達障害の治療で重要なことは何ですか?
クリニック院内
発達障害の治療に重要なのはまず、生物学的なコンディション、社会的なコンディション、心理的コンディションをそれぞれ把握することです。
その後の治療基盤は「患者の自己理解」「薬物療法」「環境調整」の3つと考えています。発達障害は見た目には気づかれにくい認知や行動の障害です。発達特性は生まれつきのもののため他の人とどう違ってどう困っているのかに気づきにくい人もいます。そのため、自分にはどのような特性があり、どんな時に困るのかという「自己理解」が非常に重要です。
「薬物療法」は本人の苦手さをカバーしてくれる助けになります。
「環境調整」とは、活躍の場や補助ツールに加え、周囲の人にどう理解してもらうか、どう協力してもらうかといったことです。
今後目指している事を教えてください
クリニック入口
「発達障害をきちんと治療できる医師を育てたい」
当クリニックでは、これらのことを「名人芸」ではなくシステマティックに行うこと、つまりどの先生でも一定のクオリティを発揮できることを目指しています。当院では医師、コメディカル、パラメディカルに対してカンファレンスや陪席など“治療のプロセスをリアルタイムに共有する”ことを行っています。“治療方針を決定し、山を越えたタイミングで後任の医師に引き継ぐ”というシステムから始め、今では初診から任せることができる医師も育ちつつあります。
「良くなったのは患者の努力、悪くなるのは主治医のせい」
精神科医は職人です。誰でもが務まるわけではない。しっかりとした技術を身に着けることが必要です。当クリニックを専門的なトレーニングをつめる施設にしようと思っています。
スタッフの内訳紹介(2018年10月現在)
クリニック院内
発達障害の治療には多職種によるチーム医療が必須と考える原田院長は、無床のクリニックであってもコメディカルスタッフとの連携に重点を置いており、コメディカルスタッフからの患者の情報を常に注意深く確認しています。